通信スクール修了者の声
アルコール知識を高める講習・研修を実施し、実践ワークシートを活用して飲酒生活を変えていく工夫を計画的に実行していきたい。(バス会社勤務)
プライベートでお酒を飲むドライバーが多い環境なので、1単位と体内での処理時間を徹底して伝え、共に日々意識し、アルコールと向き合いたい。(運輸会社勤務)
指導する立場として、依存症についての知識を知ることで、日々どういうところをポイントに見ればよいか、どのように接すればよいかが学べました。(航空会社勤務)
依存症治療の現場ではありませんが、飲酒問題と健康問題の関連が疑われる方を多く見ます。正しい知識を踏まえると、具体策と今後のお話に、より説得力が出るので介入に活かしたいです。(医療機関勤務)
実践報告シートの記述より抜粋
気づかないうちに飲酒運転をしないため、またアルコール依存症にならないための研修として実施。パッチテストで体質を可視化することで、今後のアルコールとのつきあい方を考えるきっかけになった。(バス会社勤務)
アルコールの特性、飲酒が身体に与える影響については、うまく説明できたと思います。一方、同僚や部下の飲酒習慣に管理者としてどのように、また、どこまで介入し、理解の上で飲酒に対する考え方を正しく認識させていくかがむずかしく感じました。(バス会社勤務)
私は統括運行管理者の職に就いています。日々の運行管理の中で、アルコールに対する指導は乗務員の新任研修から厳しく行なってきました。ただ、100人近い乗務員が在籍するうち、毎年2,3人が乗務前点呼においてアルコール違反を起こします。違反者への指導に関しても、ただ怒るだけでなく、今回の教材を使用し、違反者の飲酒実態や考え方を踏まえた指導ができるようになったと思います。(タクシー会社勤務)
船舶の安全運航と日々の安全作業のために、アルコールに関する知識を共有するために実施。お酒が好きな人は多いものの、安全運航のためという共通の目的を持った研修ということで各人真剣に取り組んでくれた。単位管理により飲酒量を調整するのは、長年お酒を楽しんできた人にとっては少しハードルが高いように思えたが、飲酒のさまざまなリスクは理解してもらえたようで、今後のより良い人生につながると感じられた。(船舶会社勤務)
特にこの業界ではチームで運航を担っていることもあり、飲酒する人だけでなく、飲酒しない人も仲間の様子に気を配りながら声をかけていくことが重要。他人事とはせずにアルコール問題に向き合えるようなアプローチを考えていく必要がある。(航空会社勤務)
アルコールにまつわる犯罪を犯した受刑者への指導を受け持つ職員対象に、正しい知識の獲得と指導力向上を期して実施した。焼酎党の実験では、自分たちが普段飲んでいるアルコール量(単位数)を可視化できるため、実感として各々が今後の飲酒行動について考えを深めることができた。お酒を好む人にとっては、1単位の飲酒にとどめるのはかなり努力が要るものだが、それを我慢によってのみ実現しようとするのではなく、達成動機を高める働きかけが必要かつ大切だと感じる。(刑務所勤務)