飲酒運転防止には、アルコールについての正しい知識が欠かせない
厳罰化の中で、飲酒運転によって懲戒処分される人々が後を絶たちません。その多くが、前夜の深酒による二日酔い運転、アルコールの分解時間など知識の不足、アルコール依存症とその予備群など、「教育」や「飲酒習慣の見直し」が必須なケースです。 酒気帯びは「飲酒習慣」と深い関わりがあるのです。
予防には、アルコールについての正しい知識をもつことが絶対に欠かせません。
ASKでは2005年以降、運輸会社などでプロドライバー向けの予防講座「セルフケアスクール」を実施してきました。その経験をもとに作成した「飲酒運転防止通信スクール」と「研修用DVD」を使って、2008年4月飲酒運転防止インストラクター養成講座を開始しました。
奮ってご参加ください。
特定非営利活動法人ASK
代表
今成 知美
検知器は、酒の飲み方・やめ方までは教えてくれない
飲酒運転防止の水際作戦として、さまざまな職場がアルコール検知器を導入しています。
でも検知器は、体内にアルコールが残っていることを示すだけ。酒の飲み方・やめ方までは教えてくれません。
検知器を導入するにあたっては、同時に、アルコールの基本的知識を研修し、勤務前には酒気が完全に抜ける飲み方を知らせる必要があります。それがあって初めて、検知器は、運転者の自己管理の努力を証明してくれるパートナーとしての存在意義を持つのです。
同時に職場には、アルコールの知識をしっかり身につけ、職場の実態や酒飲みの心理をわかった上で具体的に節酒の方法を指導できる人が必要です。
飲酒運転防止インストラクター養成事業は、研修の担い手(インストラクター)を全国規模で育成していく事業。
教育による飲酒運転撲滅運動に、ぜひあなたもご参加ください。
飲酒運転防止インストラクター スーパーバイザー
(元・JRバス関東会長)
山村 陽一
全国での講演多数。2008年からは、ASK〔飲酒運転防止インストラクター養成講座〕のスクーリング講師も務める。
ASKの職場の飲酒運転対策メルマガ(月刊)に「山さんコラム」を好評連載中。