アルコール・薬物・その他の依存問題を予防し、回復を応援する社会を作るNPO法人「ASK(アスク)」の情報発信サイト

ASK認定 飲酒運転防止インストラクター養成講座 企画・実施:特定非営利活動法人ASK 助成:日本損害保険協会(自賠責保険運用益拠出事業) 後援:内閣府/警察庁/法務省/国土交通省/厚生労働省/文部科学省 ほか

上級インストラクターのご紹介(九州)

  • 徳永 美保子

    (とくなが みほこ)

    • 大分県こども・
      女性相談支援センター
    • 大分県生活環境部
      生活環境企画課
      交通安全推進班
      交通安全教育講師
    • ASK認定依存症予防教育
      アドバイザー

    大分県大分市(2011年06月認定)
    メール:
    miho.t.117@live.jp

    大分県警の交通巡視員として交通警察に携わった後、交番相談員としても5年間勤務する傍ら、平成3年から大分県の交通安全教育講師として、「おこさず、あわず、事故ゼロ」を目標として、幼児から高齢者を対象に交通安全思想の普及に務めて参りました。しかし、交番相談員在職中に、上司である現職警察官が飲酒当て逃げ事故を起こし、一夜にして警察官から同僚に逮捕され懲戒免職となって、人生を失う姿や厳しい報道を目の当たりにしました。彼は高校の先輩でもあり、大学に通う娘さんもいました。地位ある人も常識ある人もが、起こしてしまう飲酒運転防止に努めたいとの思いは強くなりました。
    しかし、実際のところ大分県はおいしいお酒の生産県で、お酒については寛大な文化や慣習が裏にはあり、講師として飲酒運転防止について強く訴える難しさがありました。
    平成18年度全国交通安全講師研修会で山村委員長の講演を聴講、「正しいアルコール教育によって飲酒運転防止をすることが出来る」という主旨に感銘し、「飲酒文化を変えていかなければならない」使命を決意して、大分県庁の呼びかけに応じて飲酒運転防止インストラクター養成講座に取り組みました。
    自分が講師としてより強く訴えるには更に資格が必要との思いで、上級に挑戦しました。
    現在、大分県こども・女性相談支援センターの児童指導員として勤務するかたわら、大分県交通安全講師として、そして飲酒運転防止上級インストラクターとして、「アルコールの正しい知識」「節度ある飲酒の仕方」、「アルコール依存症の認識」の普及に努めることにより、大分県から「のんだらのれん」(「のんだらのれん条例」大分県飲酒運転根絶に関する条例)を発信し、飲酒運転撲滅に取り組んでいきたいと思っております。

  • 髙田 和久

    (たかだ かずひさ)

    • 一般社団法人ASKふくおか
      代表
    • 福岡県飲酒運転撲滅活動
      アドバイザー
    • 日本アルコール看護研究会
      副会長
    • 日本アルコール関連問題学会
      会員
    • ASK認定依存症予防教育
      アドバイザー

    福岡県古賀市(2016年02月認定)
    連絡先:
    070-5531-8211(ASKふくおか)
    メール:
    ask2017fukuoka@gmail.com(ASKふくおか)

    単科の精神科病院で臨床看護に35年間(そのうち依存症看護に約20年間)従事しました。
    2015年3月に退職後は、アルコール問題に悩む方々の相談を受けながら、企業や地域での講演活動を行っています。また、福岡県より飲酒運転撲滅活動アドバイザーを委嘱され、啓発活動や様々なイベントにも参加させて頂いております。
    福岡県は、過去に起きた悲惨な飲酒運転死亡事故(海の中道大橋幼児三名死亡)に加えて、飲酒運転事故件数(過去に全国ワースト1位)や検挙者数が膨大となり、社会問題として注目を浴びるようになりました。飲酒運転をやめない者の多くは、常習多量飲酒者もしくは、アルコール依存の状態に陥った者が少なくないと分かってきています。法の新設や厳罰化の流れ、あるいは取締り強化等の様々な取り組みによって飲酒運転による事故件数は減少傾向(検挙者数は増加)にあり、僅かながらも一定の効果はみられたと考えられます。しかし、ここ数年は明らかに下げ止まりの状況となり、モラルの問題だけでは片付けられないのも現実です。
    酒には良い面もあります。なので、上手に付き合えば良薬となり得るものでしょう。しかしそれは、正しい知識を得ていることが前提です。この視点が抜け落ちたままでの“酔い”という現象には、大きなリスクが伴うと飲酒する全ての者が意識を高く持つ必要があると言えるでしょう。
    昨今ではアルコール健康障害対策基本法の施行により、キーワードとなる「不適切な飲酒」は様々なところで議論され始めました。飲酒運転の問題とも関連付けて考察されており、要するにアルコール健康障害対策は確実に周知されつつあると思われます。
    今後は、(1)アルコールの正しい知識を普及し、(2)節度ある適度な飲酒についての理解を深め、(3)精神作用性物質であるアルコールの「依存」や「関連問題」等について上級インストラクターとしてしっかりお伝えできればと思っています。

  • 大江 久則

    (おおえ ひさのり)

    • 元福岡県警察官
    • 福岡県飲酒運転撲滅活動
      アドバイザー
      (福岡県知事委嘱)
    • スーパー・アドバイザー
      (日本交通安全教育
      普及協会認定)
    • 福祉有償運送運転者
      講習講師
      (国土交通大臣認定)

    福岡県福岡市(2017年05月認定)
    メール:
    hisa1603nori@gmail.com

    福岡県警察時は、交通部門に約30年間在職し、運転免許行政などに携わってまいりました。
    県警退任後は自動車学校にて、交通安全センターを設立し、企業の新入社員研修、事故違反惹起社員講習、エコドライブ講習、福祉有償運送運転者講習など、安全運転ドライバーの育成と地域の交通安全活動に取り組んでまいりました。
    福岡県では「飲酒運転撲滅条例」に基づき、県内各地で様々な啓発活動を実施するものの、未だ飲酒運転による事故が無くなっていません。そこで私にも県知事より「福岡県飲酒運転撲滅活動アドバイザー」への就任依頼があり、平成26年4月1日付けで委嘱を受けることとなりました。

    アドバイザーとしての飲酒運転防止活動には、アルコールについて正しい知識が欠かせないために、特定非営利法人ASKの「飲酒運転防止上級インストラクター養成講座」を受講し、「断酒会」にも参加して「節度ある適度な飲酒の大切さ」や「アルコール依存症の悲惨さ」など、飲酒に関する知識や飲酒で起こっている問題について改めて学び、伝えていく必要性を痛感させられました。

    飲酒される方は「アルコールと酔い」の関係を、どの程度理解しているでしょう。また、厚生労働省が定めた「健康日本21」の、健康被害を引き起こさないため「節度ある適度な飲酒」について、どの程度の人が理解しているでしょう。
    多量飲酒は身体に悪影響を及ぼし、更にはアルコール依存症による問題行動を起こす可能性があります。

    今後は、県警時に関わりのあった「海の中道大橋事故」をはじめ、その後も繰り返し発生している危険運転致死傷事件や多くの飲酒運転事故事件の教訓、人生を誤らないための「アルコールに関する正しい知識」をお伝えして、車を運転されるすべての方やその関係者の方々の健康、生活、生命を守る一助となり、飲酒運転撲滅に寄与していきたいと思います。

養成講座の年間スケジュール

飲酒運転防止インストラクター養成講座は、通信スクールをはじめとし1年を通してアルコールの正しい知識を深め、最後に自身が身に付けた知識を伝える研修を実施することで、実践経験の伴ったインストラクターを輩出しています。