アルコール・薬物・その他の依存問題を予防し、回復を応援する社会を作るNPO法人「ASK(アスク)」の情報発信サイト

ASK認定 飲酒運転防止インストラクター養成講座 企画・実施:特定非営利活動法人ASK 助成:日本損害保険協会(自賠責保険運用益拠出事業) 後援:内閣府/警察庁/法務省/国土交通省/厚生労働省/文部科学省 ほか

参加者の声 第1期(2008年度)

通信スクール修了者の声

飲酒運転やアルコール問題の基礎がわかりました。豊富な実例や職場で活用できるシートが多くあり、役立ちます。自己チェックができて、私の生活習慣も改善できました。添削はわかりやすく丁寧で、誤字も直していただきました。飲酒運転の予防は、3つの大切なものを守ること=(1)命を守る(2)ドライバーの生活と健康を守る(3)職場を守る。まさしく、飲酒運転事故の発生は経営を危うくします。この知識を職場に活かします。ありがとうございました。(バス会社勤務)

赤ペンのアドバイスはとてもうれしく勉強になりました。間違った指導をしていたことにも気がついた。きちんと目を通していただき感謝です。飲酒の1単位と処理時間については徹底したい。深酒すれば、間違いなく朝は酔っている状態であることを理解させたい。飲酒運転(事故)はまさに殺人罪です。一人でも多くの人に知識を知ってもらい飲酒事故がなくなることを祈ってます。この講習を受講して本当によかったと思います。(自動車教習所勤務)

自分の知識の確認にもなったし、知識をもとに深く考えられるようになりました。添削がとても丁寧で、返ってくるのが楽しみでした。交通の指導において、アルコール依存症、アルコールの処理時間、厳罰化の知識と常識クイズは少しずつですが、もうすでに活かした授業をさせていただいています。受講できてよかったです。(刑務所勤務)

気づいたことや考えたことなど記入する内容がよい。考えを整理できる。返信のコメントが楽しみでした。特に【講座1】飲酒が及ぼす影響の中の、「昔の常識は通用しない」が大変勉強になり、自分自身がアルコールに対しての意識が変わり、目が覚めた思いです!(運輸会社勤務)

通信講座の教本はステップごとに理解しやすく、私のような初心者でも、インストラクターとしての知識と自信をしっかり得られた。自分の飲酒習慣のふり返りと、職場での勉強会に役立ちました。採点だけでなく、しっかりコメントを書いていただき、ありがとうございました。職場教育を実践する際に活かしたい。節酒、飲酒習慣を変える「行動計画シート」は、参加者全員に宣言してもらいたいと思います。(一般企業勤務)

地区別スクーリング修了者の声

通信講座で学んだ内容を再認識し、知識を深めることができた。グループワーク等で他の方の意見や考えがわかり、自分との違いなどとても勉強になりました。(バス会社勤務)

自分が受講する立場で受け、どういった疑問を持つかなど客観的に考えることができた。ところどころでインストラクターとしてのポイントを教えていただけたのでよかった。確認シートで確認できることによって知識を定着できる気がしました。(運輸会社勤務)

基礎知識から実践へと理解しやすい構成内容には満足しました。講師の話は、自分自身の体験談を豊富に取り込み充実していました。専門的な知識が十分に盛り込まれており、今後の宝物にしていきたい。習慣飲酒者に対し、本当に正しい飲み方・やめ方を理解させられるか、これからです! 何回か補足教育みたいなものがあれば今後も出席したい!(自衛隊勤務)

通信教育で事前に学習した内容をふり返るよい機会となりました。飲酒を考えるうえでスペシャリストの講習が受講できて自分の力になります。(一般企業勤務)

講座ごとにグループワークが入り、参加者の意見の相互作用によって内容が深まったと感じた。実践プランにいたるまでに「飲みすぎてしまうときは」「節酒の工夫」のグループワークが効果的だった。日頃研修や啓発の機会があり、実際にやっていますが、アルコール関連問題は否認も多くあるので、実践プランに本音がきちんと引き出せるかが不安です。交通局の人やバス会社の人が多く参加されており、現実に職場の問題であることを痛感しました。(医療機関勤務)

実践報告シートの記述より抜粋

全営業所(8ヵ所)で運転手に対し飲酒運転防止の研修会を実施しました。社の指導で「飲酒したら翌日の出勤までに8時間は空けてください」と伝えていますが、どのくらいの量までならよいか、認識がありませんでした。今回の研修でかなり知識が増えたと思います。参加者から、「飲酒量が理解しやすく説明されていてよかった」との感想をもらいました。アンケート結果を見ると、まったく飲酒しない者は323名中54名(16.7%)でした。(バス会社勤務)

対象者は全員がトラック乗務員であり、飲酒運転の危険性はよくわかっていました。ただし前の晩に飲酒した量がアルコールゼロになるまで思ったより時間がかかるものだと、今回理解してもらえました。「今日から飲む量を減らします」などの意見も出ました。今回は初めてなので14名ずつ2班に分けて研修しました。まずは基本の単位や実際に起きた酒気帯び事例を話しました。専門的な身体の仕組みや医学的な質問に答えるのは難しく、今後の課題です。安全大会の後に定年者の送別会がありました。乗務員の中にビール1杯だけの人がいたので、なぜ飲まないのかと聞くと、「1単位に4時間かかるので、明日仕事がある自分はこの1杯でやめておきます」と答えました。いつも立てないほど飲んでいた人がこのようなことを言ってくれて、びっくりしました。当然次の日仕事の人への無理な酒注ぎはなく、きっちり2時間の送別会でした。運転が職業の私達ですので、定期的に研修を開き、全講座学習して飲酒運転防止に努めてまいります。荷主様を対象とした講座も実施したいと考えています。(運輸会社勤務)

職員に対する研修で、実際に各自日頃の飲酒状況を何単位あるのか計算させ、翌日車での出勤時に飲酒運転の可能性はないかを考えさせた。可能性のある参加者がいたため、故意でなくとも飲酒運転になるケースがあり、注意が必要な点を周知することができた。今回の研修によって、起こったであろう飲酒運転事犯が防げたとすれば、非常にやりがいのある研修であったと思います。40分という限られた時間内にいかに大切な部分を伝達するか、その内容の選定範囲が広がりすぎた。今後はより高度な研修が行えるよう、より上級の資格を取得したいと考えています。(刑務所勤務)

職員に対して実施し、飲酒が及ぼす影響については、話すこと全てに関心を持ってもらえ、スムーズに解説ができた。確認シート、ケーススタディ、穴埋めクイズ等、楽しみながら取り組んでくれた。飲酒習慣を変える具体例なノウハウを指導するのは苦労した。上司も部下もいたので、それぞれの立場にたった話し方をするのには苦労した。この講習を受けて職場の中でもアルコールに対しての意識が高まったと思う。飲み会の席でも「1単位」の話で盛り上がり、飲酒量も全体的に減ったような気がします。(自動車教習所勤務)

社内研修で実施した。今までの講義のほとんどが一方通行が多かったので、会話を引き出しながらやるのが難しかったが、新鮮だったのか「そうなんだ」という雰囲気であった。「アルコールの処理時間がこんなに長いとは思わなかった」「ポイントをしっかりと話されていてよかった」「今まで法律の話をしていたが、健康面からの教育も必要だと思った」「初めてパッチテストを行い、アルコールに弱いことがわかった」「脳が麻痺しているはインパクトがあった」といった感想が寄せられた。(一般企業勤務)

養成講座の年間スケジュール

飲酒運転防止インストラクター養成講座は、通信スクールをはじめとし1年を通してアルコールの正しい知識を深め、最後に自身が身に付けた知識を伝える研修を実施することで、実践経験の伴ったインストラクターを輩出しています。